もともとドライバーとして株式会社サイコーに入社したのが18年ほど前です。
ドライバーは拘束時間が長いし、体力を使う仕事なので大変だと言われるかもしれませんが、どんな仕事でも大変なのは同じだと思いませんか?
少なくとも私は、働く以上は何かしら大変なところはあると思っているので、ドライバーの仕事だからとか、運送業界だから特別だとは感じていません。
入社して長いし、運送業界に携わって長いですから、入社時にどんな気持ちだったのかは昔すぎて思い出せませんが、特に運送業界の用語で地場と呼ばれる近距離。東京都内や、遠くても関東近郊をメインに担当してきたせいか、ハードな仕事だなと感じることなく、ここまで来ました。長距離ドライバーだとまた勝手が違うのかもしれませんが。
私が所属する株式会社サイコーは短距離ですが、株式会社サイコーとドゥベスト株式会社の二社、グループ全体で見ると長距離から短距離まで、全国津々浦々走っています。カゴ積みやバラ積み。中型、大型の箱車から、ウィング車や冷凍車、そしてトレーラーと車種もいろいろあるので、仕事がバラエティに富んでいるんですね。毎日の定期便もあれば、急な依頼もあります。それらすべての案件に対応できるように、トラックの調整を行うのが配車係の仕事です。
ドライバーとして働きながら、いつかは配車係をやってみたいなと漠然とですが思っていて、3年前から配車係になりました。朝5時に出社して、ドライバーの点呼などを行い、早朝から出掛けていくドライバーたちを見送ります。何もトラブルが発生しなければ、16時頃には帰宅していますね。
うちは二社合わせると300台くらいの車輌を保有しています。この車輌数は、私たちのような規模の運送業者にしては多いほうではないでしょうか。それらの車輌とドライバーが効率良く動けるよう気を使っています。
いろいろな運送業者がありますが、その中でもうちは比較的働きやすいほうなのではないかと思います。何といっても私が18年もここで働いているので、働きやすいってことのなんでしょう。長く働いてきたので、働きやすい会社かどうかなんて日常的に意識しないですけど。
うちはドライバーに優しくがモットーなので、個々の希望を聞いて、スケジュールや担当する仕事を決めています。
もちろん仕事ありきなので、すべての希望に沿えるわけではないですが、希望を聞いてくれる姿勢があるだけでも違いますよね。
私は配車係ですが、支店長でもあるので、何かトラブルが生じればすぐに対応しなければいけませんが、それでも毎週ちゃんとお休みできています。
そういうコントロールができるのも、大手企業の仕事を請けていて、安定しているからでしょう。
こう言ってはなんですが、よく求人サイトなんかで、どんな人がこの職種に向いていますかって質問がありますよね。
よほど特殊な技能が求められる仕事なら向き不向きがあるとは思いますが、ドライバーになるということであれば免許証があれば誰でもなれます。
真面目に運転できる人であれば誰でもできるし、うちは年齢層も幅広いし、女性のドライバーもいます。だからこんな人が向いているとか、そんな条件はないって思うんですよね。
それよりもやってみようと思える、本人のヤル気があればいい。
これは運送業界に限らず、どんな仕事でも同じですよ。
ただ、うちは明るく元気な会社なので、明るく元気な人のほうが社風には向いていると思います。常にワイワイガヤガヤとやっているので。